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洋楽で英語を勉強するのってどう思いますか?



どうも。原です。

最近ディズニー映画の「アナと雪の女王(Frozen)」の影響もあってか、主題歌の「レット・イット・ゴー ~ありのままで~(Let it go)」とかを教材として英語の勉強をするのってどうですかって質問をよく受けるようになりました。

これですね。YouTube動画を貼っておきます。



洋楽を使って英語の勉強をするというのは、結構批判的な意見を持っている人も多いのですが、私はやり方によっては有りだと思いますよ。

というのも、英語習得のためには英語を音として認識してあげることが非常に重要なんですね。英語を音として捉える訓練を正しくしていないと、リスニングがきちんとできるようにならないということです。

英語を歌のようにリズムと抑揚、文節の間等に注目して聞きとることが英語を学習する上で非常に重要なのです。

そういう意味では、ラップとか、ヘビーメタル音楽のように会話で使用される言葉の特徴を全くなくしてしまったような歌はちょっとどうかと思いますが、「アナと雪の女王(Frozen)」の主題歌である「レット・イット・ゴー ~ありのままで~(Let it go)」とか、あと比較的ゆっくりとしたペースで明確に発音されているカントリーミュージック等を使って、そういった英語の音としての特徴を勉強することはそれなりに有用だと思います。

例えば、Let it goは日本語ではレット・イット・ゴーとバラバラに発音しますが、YouTube動画なんかを見ていると実際に発音されている音は「レリゴ―」に近いですよね。

実は英語圏の人が現地で英語を話す時には、このように単語同士が繋がって音が変化するということが頻繁に生じるんです。この例で言うと、Le
ttitのiは、話す際にliという発音に変化するという具合です。すなわち、現地で会話される際にはLet it goはLeligoと発音するのです。

もちろん、歌で使われる英語というのは本来の会話とは少し違うので、そういった部分はきちんと認識して限界を分かった上で勉強することが大切です。

また、英語学習では英語を音として認識すること以外にも、英語の語順を意識することが非常に大切になってくるわけですが、残念ながら洋楽の歌詞は通常の文章の構造を取っていないことが多いので、そこも音楽で英語を勉強する際に注意しなければならない点にはなると思います。

ただ、英語の習得においてはモチベーションを維持して継続的に英語に触れるということも非常に重要な因子となってくると思うのですが、自分の好きな曲を聞くだけなら凄く楽しみながら英語の勉強ができますよね。

そう言った意味では、楽しみながら英語特有の音に慣れる目的で音楽を使って学習をするというのはある一定の効果が得られるのではないかと思っています。

もしあなたが洋楽をきっかけに英語に興味を持ったり、勉強したいと思ったのであればそれはとても素晴らしいことですので、ぜひ自分の素直な気持ちをうまく利用しながら英語を勉強してみて下さい。

その際には私の書いた教科書もきっとお役にたてると思いますので、ぜひ購入を検討してみて下さいね。



〜著者〜
原 正彦(はら まさひこ)
1981年1月21日生まれ
循環器内科専門医
TOEIC 855点
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